仕事を選べる人と選べない人だと、圧倒的に選べない人の方が多いと思います。
つまり、ほとんどの人は、自分の心から望む職業に就いていないと言えるでしょう。自分が幼い頃に夢見ていた職業は現実という壁にぶち当たり、形を変えている人がたくさんいるはずです。そして、生活の為であったり、現実的にはっきり実感してくる幸せの為に、いつの日か人々は自分がやりたかった仕事以外の職業に就き、生きていると思います。
転職サイトも充実してきた今、転職をする人ももちろんたくさんいますが、その影には定年まで一生懸命仕事を続けていた人も多いことでしょう。どちらが正しいとか、そういう問題ではありませんが、定年まで働いていた人も望んでいた職業ではなかったかもしれません。
ではなぜ、続けることが出来たのでしょうか。答えは、明白です。その職業において、自分にとってプラスになる要素、つまり魅力を見出していたに違いありません。その発端が妥協なのか、趣味から生じるものなのか、それは人それぞれだと思われますが、何かしらの楽しみを見出し、それを魅力と感じ、自分へのプラスと捉え毎日の職業へと活かしていたのだと思われます。生きる知恵というのは、まさにこのことでしょう。一見つまらなそうに見える毎日を、視野を広げ、別の観点から見ると全く別の景色に見えるようにする為には、挑戦が必要であると言えるでしょう。
その挑戦に対する意欲を燃やす為には、何事も楽しむことが必須となり、楽しむ為には自分のプラスになることを把握しておかねばいけません。自分の中で仕事の魅力を見出すことが生きる知恵なのであると言えることでしょう。